私達の冒険(?)(瀬田より)

                     
           
       
    
   私達の冒険(?)

「お~いっ。華矢ーっ!」
どこからか華矢を呼ぶ声がしている・・・
華矢の後ろから足音がしてはっ、っと振り返るとそこにはハーマイオニーがいた。
ハーマイオニーはグリフィンドール生で華矢の一番の友達だ。
ほどんどいつも一緒にいる。
一方華矢はハーマイオニーと同い年のハッフルパフ生である。
「あっ、ハーマイオニー!良かったどこ行っちゃったのかと・・・」
華矢はハーマイオニーの声に少し驚いたものの、すぐに返事をした。
「もぉっ、なんで先行っちゃうの!?待っててって言ったのに。」
ハーマイオニーは少しだけムスッっとした様子で言った。
「ごめん。だって私、気づかなくて。」
と華矢は謝った。が、以外とすぐに許してくれた。

ところで、今日は、首無しニック(サー・ニコラス)から4人
(ハリー・ロン・ハーマイオニー・華矢)は絶命日パーティに誘われていた。
もうそろそろ時間だ。
首無しニックが4人を向かえに来てくれた。
そこまでは良かったが・・・問題はその後だ。
パーティには料理がたくさんあったのだが、ハリー達が食べれそうな物は無く、
しぶしぶ4人は寮へ戻って行った。

「あれ!?ハリー、ここ何処なの?」
いきなりそう言ったのはロンであった。
「え、何言ってるのロン。来た通りの道だよ。」
ハリーはすぐに答えた。だが少し考えて・・・
「・・・あれ?こんなところ通ったっけ?ハーマイオニー?」
「・・・・・ハリー。。」
一言だけハーマイオニーは言った。顔は少し呆れているようだ。
華矢がすかさず口を開いた。
「ハリー、私達迷ってるわ!」
「うわー。なんで3年目にもなってホグワーツで迷っちゃうんだ。」
と、ロンはがっかりしている。それどころかかなり不安になっているようだ。
「「二組に分かれて寮に戻る道を探そう。」」
と、ハリーとハーマイオニーの口からは一秒もずれずに言葉が出た。

~10分後
「あれぇ?華矢。どう?」
と、華矢を見つけたハーマイオニーが聞いた。
「・・・。」
華矢は何も答えずに、首を横に振った。
「あ!ハリーとロンはどうしたのかな?」
「そういえば・・・」

その頃、ハリーとロンは既にこの迷路のような廊下からゴールを見つけ出していた。
そして、この2人は華矢とハーマイオニーを捜したがいなかったのだ。

2人は廊下をゆっくりと歩き始めている。
「ん~、無いねぇ。どうしよっか?」
と、華矢がハーマイオニーに問いかけた。
ハーマイオニーは聞いていないようだ。そのまま歩いて行く。
20m程進むと、ハーマイオニーがやっと口を開いた。
先ほどの問いかけの答えであった。
「そうね。とにかく歩いて行きましょう。ごめんね。今は杖を持ってないから何も出来ないわ。フレッドとジョージに取られてそのまんまなの。」
と、言い終わると、ハーマイオニーは少し疲れているのか
壁に手をついてもたれ掛かった。
すると・・・
 『ガコッッ!』
なにか音がして壁の一部がへっこんだ。と思うと幅が50cm、
高さが1m程ある、通路が現れた。

2人は・・・呆然としながらも、とても驚いている様子だ。
「・・・ハーマイオニー。これ、なあに?」
「さぁ、分からないわ。入ってみましょうか?」
と、言い終わると、2人はおそるおそる中に入って進んで行く。
「きゃああぁぁぁっっ!!!」
イキナリ華矢が大声を出した。
その声でハーマイオニーは尻餅をついてしまった。
華矢の声は、まだ通路の中を響きながら段々と遠くなって行く。
「なっ、何・・・?」
ハーマイオニーは怯えきった声で華矢に問いかけた。
華矢は目に涙をためて、流れるのを我慢しながら言った。
「あの・・・あそこに・・・・・ゴ、ゴキブリ・・・」
ハーマイオニーは大丈夫なのだろうか、と思いながら目の涙を拭った。
「・・・なんだ。もう。驚かさないでよ。」
と、安心したような大きな溜め息をつき、くるっ。っと後を向いた。
すると・・・今度は、
「いやあぁぁぁっっ!!!」
と、甲高い声が通路に響いた。今度はハーマイオニーの声だ。
華矢はハーマイオニーの悲鳴につられ、またもや大声で叫んだ。
「っ!きゃあぁぁぁ。」
そして今度こそ目から涙が落ちてしまい、もう嫌だと言わんばかりに泣きじゃくった。
そして、床にしゃがみ込んで顔を膝の中に埋めている。
「ハーマイオニィ・・・もう戻ろうよ。」
「うん。そうしましょ。」
と、言うや否や、さっきとはまるで違う所を歩いているかのような
しんと静まり返った通路を2人でゆっくりと引き返して行った。

外に出ると、向こうからなにやらパタパタという足音が聞こえて来た。
今度は何だろうと、完全に怯えきっている2人は、くっついて顔を埋め、
互いに耳を塞いでいる。
足音は、2人の近くまで来て、急に止まった。
「ハーマイオニー、華矢、どうしたの?」
2人は聞き覚えのある声にはっ、っと顔を上げた。
そして同時にそこにいた人物に飛びついた。
「怖かったよぉ。なんで先行っちゃうの?」
と、華矢が泣き泣き問いかけた。
「ごめん。なんか居なかったからさ、もう行ったのかと。」
そう、ハリーとロンであった。
4人はグリフィンドールの談話室まで歩いて行き、
ハーマイオニーと華矢はついさっきまであったことを話した。

その日はまだ怯えが残っており、2人はなかなか寝付けなくて一緒に寝た様だ。
だが、明日になればいつものように戻っているのは、もちろん
まだ誰も分かっていなかった。
きっと明日は、ハリーとロンがしてくれた心配も、ハーマイオニーと華矢がした
心配も無駄になることだろう。
                
   
     
           
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華矢、皆さん、ごめんなさい。
なんてヘボく、長い小説なのっ!
読むの疲れたでしょう?
すいません。&有り難う。

★☆★☆★☆★☆コメント★☆★☆★☆★☆

きゃぁっ。瀬田サイコーー!!
全然ヘボくないよぉvv
小説なんて長いのが当たり前っっ☆
ぜんっぜん疲れなかったよv
ていうか読むの楽しかった♪
瀬田、有難うvv


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